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モバイルヒーロー

戎 翔平 氏 by 戎 翔平 氏 | 7月 29, 2022

戎 翔平氏のキャリアとバックグラウンドについて

2014年4月にインターネット広告代理店のアドウェイズに新卒入社。5年間Web及び非ゲームアプリの広告企画営業に従事。2019年3月にHJホールディングスに入社、マーケティング部に所属。現在はアプリプロモーション、CRM関連業務を中心に担当しています。

HJホールディングス株式会社について

HJホールディングス株式会社は、動画配信サービスHulu(フールー)を運営。2011年に日本でのサービスを開始し、2014年から日本テレビグループに加わりました。映画、ドラマ、アニメ、バラエティ、スポーツ、音楽など国内外の100,000本以上の豊富なコンテンツを配信する動画配信サービスのリーディングカンパニーです。

インタビュー記事はこちらをご覧ください。

代理店出身だからこそ見える広告主側でのチャレンジ

HJホールディングスに入社したのは、個人的に普段から色々な動画を見ており、VODサービスが好きだったというのもありましたが、前職でHuluと仕事をする機会があったのが大きなきっかけです。Huluの雰囲気や社員の人柄を直接知り、一緒に働いてみたいという気持ちを持つようになりました。その際に、Huluのオンラインマーケティングのポジションで人員募集があり、そのタイミングで声をかけていただき入社しました。

代理店にいると、どの会社がマーケティングのどの領域を強化しているのか、注力しようとしているのかという情報が入ってきやすいと思います。代理店からマーケターのステップを考えられている方は、そういった情報から自分のビジネススキルを活かすことの出来る会社を見つけるというのもよいかと思います。

前職の経験を活かし、アプリマーケティングの基盤を構築

Huluは、2019年初めにアプリ内決済が導入されて、アプリ広告にシフト出来るようになったタイミングで、ちょうど私がアプリ広告の担当として入社しました。当時はASO対策やアプリ広告の計測基盤など、スケールさせていく上で重要な要素が整備されていなかったので、「色々やれることがあるな」という印象でした。

ただ、もともと、前職の代理店時代には、エンタメ、旅行、教育など非ゲームのほぼ全ジャンルを扱うチームに所属しており、多様なジャンルのアプリマーケティングを担当していたこともあり、Huluに来てからもあまり戸惑うことはありませんでした。

当時はアプリマーケティングについての現状を整理し、まずはKPIを正しく評価するためのイベント計測や広告識別子とユーザーIDの連携などデータ周りの基盤構築から始めました。現在となってはIDFA制限の観点から難しくなってしまいましたが、視聴履歴に基づくリエンゲージメント配信や類似拡張配信などデータを活用したアプローチに力を入れておりました。

広告に関しては、色んな媒体やクリエイティブを試して、勝ちパターンを見つけ、媒体別のアトリビューション特徴を加味した運用方法を取り入れました。現在は広告プライバシー環境の変化からインクリメンタリティなど新たな評価視点も導入し運用しております。

広告を軸に、CRM領域へもスキルや経験を拡張

代理店時代から広告を自分の強みとして取り組んで来ましたが、知見が広告に偏っていると感じており、自分の取り組む領域を広げたいと思っていました。そこで、まず、ASOに領域を広げ、スクリーンショットや評価、検索順位の改善などアプリストア最適化の業務に取り掛かりました。

さらに、1年程前からHuluユーザー向けのメール配信業務にも携わるようになりました。元々はおすすめ作品の紹介や、作品開始のお知らせなどのメールは都度手動で配信する手法しかなかったのですが、ユーザー一人一人にあった密なコミュニケーションを実現したいと思い、レコメンド機能を搭載したMA化を半年程前から着手して進めているところです。

このようなCRM領域においては、自分にとって新しい領域なのでもっとスキルを磨いていきたいと思っています。これからMAを実装して、いろいろなパターンを試してみる中で、自分の知見も広がると思いますし、Huluとしても、ユーザーのリテンションに繋がる取り組みだと考えています。

自分の得意領域を活かして、マーケターとしての最初の一歩を

代理店からマーケターへの転職が難しいという話はよく聞きます。代理店の方は、広告分野では非常に長けているにも関わらず、事業会社側のマーケターという観点では未経験としてみられてしまう部分があるのかと感じます。それも踏まえて、自分が得意としている分野が活かせるところにまず転職をするというのが良いのかと思います。広告が得意なのであれば、広告運用を積極的に強化している企業に入ってみるということです。

最初はそれでマーケターへの一歩をつくり、そこから自分が今までやってない領域に業務を広げて、また違ったタイプのマーケターになっても良いのかと思います。マーケターとしての最初の一歩が作れれば、そこから幅を広げていく動きが取りやすいかとこれまでの経験から感じます。

もちろん常にチャレンジはあると思うのですが、全部の項目でチャレンジである必要はないのではと思います。既に自分が持っているスキルや経験を活かせるところに入っていき、そこから新しい領域にチャレンジしていくのが良いと思います。そのためには、定期的に自分の経験の棚卸しをしながら、次のキャリアを描いていくのが良いのではないでしょうか。